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熊本有明海の海苔生産者の思いを紹介

更新日:1月25日

日本の食卓に欠かせない海苔。その中でも、熊本、長崎、佐賀、福岡の4県にまたがる有明海で生産される海苔は特別な存在です。有明海の海苔生産者たちは、伝統と技術を守りながら、自然と共に歩み続けています。今回は、熊本県の沖新エリアの海苔生産者の思いに焦点を当て、その魅力と努力の背景を詳しく紹介します。


目線の高さから見た西宮の海苔養殖場の海面と海苔棚
熊本の海苔養殖場

熊本の海苔生産の歴史と特徴


熊本県の沖新エリアは南北に長く伸びる有明海の中部東側に位置しています。温暖な気候と穏やかな海が、海苔の養殖に適した環境を作り出しています。又、注ぎ込む大小42の川からの栄養によって海苔養殖に適する土壌が醸成されてきました。地元の海苔漁師は、海の環境を守ることに力を注ぐことはもちろん、陸からの栄養が海苔にもたらす影響を熟知し、その環境を守ることにも注力しています。


海苔養殖の伝統技術


熊本の海苔生産者は、昭和からの養殖方法を大切にしています。海苔の種付けから網の張替えなど、手作業で丁寧に行うことで、品質の高い海苔を生み出しています。特に、海苔を育てるための支柱の設置や管理は、経験と技術が必要です。


有明海苔の味わいの秘密


有明海の海苔は、香り高く、口当たりが柔らかいのが特徴です。これは、海の栄養分が豊富であることと、養殖方法に工夫があるためです。養殖方法は大きく分けて2通りの方法があります。生産者は、海の環境を守りながら、海苔の成長に最適な条件を整えています。


海苔生産者の情熱と努力


海苔生産は自然に左右されやすい仕事です。天候や海の状態が変わると、収穫量や品質に大きく影響します。熊本の生産者たちは、そんな環境の中で、毎日海と向き合いながら地道な努力を続けています。今回私は種付けの機会に同行させていただくことが出来ました。潮の干満を常にチェックし、作業する仲間の安全を最優先にしながら、自然に畏敬の念をもって作業される姿に心打たれました。又、自然相手ですから夜も昼も、休日や正月も関係ありません。常に海苔が最上の状態であるよう、妥協することなく作業し続け、最上の物を消費者の方へお届けできるよう心血を注いでいます。有明海ではありませんが、私は若い頃海苔の収穫船に同乗させていただいたことがありました。そこでは海に対する畏敬の念が感じられない行動がされており、永年私の中で漁師の方はそんなものかという思いがありました。しかし今回、陸上での作業から、海上での種付け作業など熊本の漁師の方々と時間を共にさせて頂く機会を得てその思いが覆り、とても清々しい思いで取材を終えることが出来ました。沖新の漁師の皆様、これからも良い海苔を作り続けてください。


環境保全への取り組み


熊本の海苔生産者は、海の環境を守ることが海苔の品質を保つ鍵だと考えています。海の水質を検査機関と連携し定期的にチェックし、海藻や魚の生態系を壊さないように配慮し、自然の力を活かした養殖を心がけています。


有明の海苔を味わう楽しみ方


有明の海苔は、そのまま食べても美味しいですが、料理に使うとさらに魅力が広がります。ここでは、海苔の楽しみ方をいくつか紹介します。


おにぎりやお弁当に


熊本の海苔は柔らかくて香りが良いため、おにぎりに巻くとご飯との相性が抜群です。お弁当に入れると、食欲をそそる香りが広がります。私は毎日のようにおにぎりに海苔を巻いて食べています。子供たちも大好きで、毎朝の食事に大きく海苔を巻いたおにぎりのリクエストがあります。


味噌汁やスープのトッピング


細かく刻んだ海苔を味噌汁やスープに加えると、風味が豊かになります。海苔の旨味がスープに溶け込み、深い味わいを楽しめます。


手巻き寿司に


手巻き寿司に使うと、海苔の香りが引き立ちます。具材の良しあしとは別に、品質の良い海苔を使用するとそれだけで非常においしい手巻き寿司を味わえます。


熊本の海苔生産者からのメッセージ


多くの生産者は「海苔は自然の恵みであり、私たちの誇りです」と語ります。海苔を通じて人々の食生活を豊かにしたいと願っています。これからも伝統を守りつつ、新しい技術やアイデアを取り入れて、より良い海苔作りに挑戦し続けるでしょう。


熊本有明海の海苔を手に取るとき、その背後にある生産者の努力と情熱を感じてみてください。海苔の味わいだけでなく、生産者の思いも一緒に味わうことができるはずです。

 
 
 

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